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■ クモヤ791タイプの製作(Oゲージ) クモヤ791タイプの製作(Oゲージ)
2013/02/11 文 : Hiroshi Oguma

クモヤ791タイプとカツミのEB58
製作したクモヤ791タイプ(※下回りとパンタグラフは仮の状態)とカツミのEB58

クモヤ791 タイプのショーティ(いわゆるB関/電関サイズ)を三線式Oゲージで製作してみました。

基本的な制作方法はNゲージプラ車体の切り継ぎ方法と同じです。 N・HOゲージの切り継ぎ加工の参考になるかもしれません。


車体のベース 車体のベース

トイコー サウンドトレイン 113系の車体

トイコー の 「サウンドトレイン 113系」という、 0ゲージサイズに近似しているプラ製のおもちゃがベースです。

側面はショーティとしては使えそうですが、前面の造形がいまいち好みではないのと&車体幅が広い。 前面を中心に手を入れ、全体のバランスをとりながらそれっぽく見せるのが、 加工のポイントになりました。

分解&切断 分解&切断

車体をバラバラに

ベースを分解し、レザーソーで車体をバラバラに切ります。

まず、 乗務員室の後ろで輪切りにし、次に屋根と側面を切り離します。 これで、各々のパーツ毎に加工しやすくなります。

前面の加工 前面の加工

前面の加工 1 >> 前面の加工 2


ライトや貫通ドアの枠など、使えそうなものもありましたが、加工がしにくくなるので、 一旦、全て削り落としました。

から竹割りや窓位置や大きさの変更といったやや大掛かりな加工をする場合、 こういった小物は一旦全て削ってしまい、全体の形を整えることに集中した方が、 結果的にきれいにできます(パーツは後から付け直せばよい)。

また、塗り分けラインに沿って溝があるのでパテ埋めで消しました。

その後、前面をから竹割りにし、4-5mm程度切り詰めました。 切り詰めるのは幅広な貫通ドアで、両側の運転台の窓はそのままです。 から竹割りしてますので、両方を2mmレザーソーで切り落としました。

プロトタイプのクモヤ791は低運転台なので、その加工もしました。 窓の下をやすりなどで乗務員ドアの窓の下と同じ位置まで延長。 上は逆にプラ板とパテで塞ぎました。 高運転台をプロトタイプにする場合は、ここまでの加工は不要ではないかと思います。

ここまでは半身で加工。 おおまかに形ができたところで、両方をつないで隙間をパテ埋め整形します。 さらに、大きさと高さを変えた貫通ドアと運転台の窓の位置と大きさを左右で揃えます (棒やすりでの整形が中心です)。

方向幕もプロトタイプのクモヤ791にはないので、裏からパテ盛りした後、 ヤスリで削り落とし、パテで整形しました。 方向幕がある車両の場合は、そのまま使えるかもしれませんが、やや小さい気がします。 作り直した方がよいかもしれません。

切り落としてしまった、運転台窓の柱と貫通ドアの枠はプラ板から加工して取り付けました。

側面の加工 側面の加工

側面の加工


4枚折り戸と電車のくせにステップ付、中央よりの客室ドアがクモヤ791の側面の特徴です。 車体長を詰めますので、客室ドアは思い切って1箇所にしました。 ドア、窓をバラバラに切断し、並べなおして接着しています。折り戸ですので、戸袋はありません。

ドア枠・ドアはステップ付なのでそのままでは長さが足りず、2個使って延長しています。 4枚折り戸の窓は4枚分の大きさの穴にした後、3本の柱をプラ板で製作、 窓Rは隅にパテ盛りしヤスリで加工しています。 折り戸全体はPカッターで筋彫りしました。ドア横のステップ部はプラ板で製作しています。

裾の絞り・屋根の加工 裾の絞り・屋根の加工

このおもちゃは113系タイプなのですが、裾の絞りがありません。 側面の下約15mmで一旦切り離し、斜めに付け直して裾の絞りをつけました。 前面も同様に一旦切り離し、斜めに付け直して裾の絞りをつけます。 斜めにつけなおして隙間が空いてしまった箇所はパテ盛り整形しています (少し急いだせいで、ラインが乱れてしまいました・・・)。

屋根もから竹割りにし、4-5mm程度幅を切り詰めました。 クモヤ791ではクーラーは使用しないので前後で切り落とし繋ぎました。 また、ベンチレーターも形と位置が違うので一旦削り落とし、プラ板で製作しなおしています。 屋根板に利用できそうなものがあるならば、無理に利用しなくとも良い気もします。

車体の組み立て・ライトの加工 車体の組み立て・ライトの加工

車体の組み立て・ライトの加工


それぞれに組みあがった、前面・側面・屋根を接着剤で貼り合わせ、車体を組み立てます。 それぞれが平行・直角になるように組み立てることがポイントです。 合いが悪い場合はヤスリで整形したり、場合によっては薄いプラ版を貼って長さを調整します。 多少の隙間は後からパテ埋め修正します。

ヘッドライトは8mmのプラ丸棒を輪切りにし、底をプラ板で塞ぎ、さらにパテ盛り、お椀状にしました。 それを前面上部中心に大穴をあけ、埋め込みました。 テールライトは取り付けを検討しましたが、つけるとクモヤ791らしく見えないので思い切って省略しました (どこにテールライトがあるのかよくわからないのが、クモヤ791らしく見えるポイントのようです)。 他の形式では重要なポイントですので、付けた方がよいかと・・・。

床下・動力・下回り 床下・動力・下回り

床下・動力・下回り
※写真の動力はK-Line COKE Speeder

B関/電関の味のある金属製フレームのような良いものを自作する自信が無かったので、 今回は見送り。おもちゃの下回りをから竹割り・切り詰め流用しています。 動力を入れる関係で、底はほどんど使用していません

連結器は国産旧製品に連結できる、 はぐるまや模型店 製の座付連結器です。

手軽に走行できる日本型のショーティを目指しましたので、 素直に、いまどきの(北米製)完成品から流用しました。

動力はK-LineのNYPD Motorized Vanです。 最初はK-Line COKE Speeder(※ LIONEL Speeder/Rail Bonder とも同じ) を利用しましたが、軸距が短く、アンバランスに見えたので、 Motorized Vanにしました。 軸距が違うだけで、両者の動力性能には差が無いです。

パンタグラフ・塗装・窓ガラス パンタグラフ・塗装・窓ガラス

パンタグラフは手持ちのOゲージ用をそのまま使っています(交流用に加工した方が感じが出るのですが)。 また、碍子や配管も特になにもしてません(これも加工した方が感じが出るのですが・・・)。

塗装は自作/改造Nゲージャーにはおなじみ、 グリーンマックス 製の缶スプレー(鉄道スプレー)です。

まず、ネズミ1号を下塗りと屋根色を兼ねて塗装(※一旦塗って継ぎ目の状態を見て修正→再塗装)。 次に、クリーム4号。最後に赤2号の順で塗装しました。 マスキングはタミヤ のマスキングテープです(場所によっては細切りにして使用)。

前面の窓ガラスはベースのおもちゃを利用しています。 から竹割りしていますので、柱の位置で切断し、車体に合うようにしています。

側面は手持ちの透明プラ板です。

使用した接着剤・パテ 使用した接着剤・パテ

作業効率を重視して、瞬間接着剤 (ウエーブ ハイスピード3S)と GSIクレオス Mr.瞬間接着パテを使用しています (※瞬間接着パテは硬化剤:粉と瞬間接着剤を使うことの方が多いです)。

流し込みタイプのプラ接着材や黒い瞬間接着剤 高粘度タイプ + 瞬着硬化スプレー、 あるいはポリパテでも良いかと思います。このへんはお好みです。

なお、以下の2つのパテはこのような用途には向かないと思います。
・通常のプラモデル用のパテ : ヒケが多いのでつかいにくい。
・エポキシパテ : 角が甘くなるので、丸いものには向くが直線中心の鉄道模型には向かない。


■ 注意事項 注意事項

このコンテンツの内容はアマチュア鉄道模型連絡会の公式(?)見解ではなく、 あくまでも執筆者の個人的な意見であり、一つの作例です。


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